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Introduction

『アナと雪の女王』を押さえ、タイで歴代興行収入No.1のメガヒットを記録!

あなたは「プラカノーンのメーナーク」というタイの昔話をご存じだろうか。日本における「四谷怪談」「牡丹灯籠」がそうであるように、タイ国民の誰もが知る有名な怪談である。チャクリー王朝初期のプラカノーンの村で非業の死を遂げた女性ナークが、戦場に赴いた夫への未練ゆえに悪霊となり、おぞましい災いをもたらしたという伝説。1999年に名匠ノンスィー・ニミブットがこの民話を映画化した『ナンナーク』は空前の大ヒットを記録し、アジアン・ホラー史上の記念碑的な作品となった。
そして2013年のタイで「プラカノーンのメーナーク」にあっと驚く大胆アレンジを施した新たな映画『PEEMAK』が公開され、若者たちを熱狂させる大旋風を巻き起こした。恐ろしくも切ない悲恋怪談であるオリジナルのテイストを受け継ぎつつも、意表を突いたスラップスティック・コメディのエッセンスを加味した本作は、あれよあれよという間に『アナと雪の女王』『アバター』の興収記録を超え、タイの歴代No.1メガヒット作となったのだ。かくして観客に究極のお化け屋敷体験を提供し、背筋も凍りつく笑いと涙が満載の新感覚エンターテイメントが、いよいよ日本に上陸する。

心優しい若き帰還兵の妻は、邪悪なゴーストなのか? 
そこに隠された意外な真実、100年以上も語り継がれる、
究極の愛とは―。

地獄のような戦場から奇跡的に生還した若者マークが、故郷の村で最愛の妻ナークとの再会を果たした。ところがマークと一緒に村にやってきた4人の戦友は、身重のナークが夫の出征中に命を絶え、幽霊になってこの地に留まっているという不気味な噂を耳にする。命の恩人であるマークを何とかナークから引き離したい4人は、あの手この手の救出作戦を試みるが、ナークの呪いに脅えて慌てふためくばかり。やがて悪夢のような大混乱のさなか、実はナークは生きていて、マークや4人組のひとりが幽霊なのではないかという疑惑が浮上。いったい本当の幽霊は誰なのか。そして、おかしなおかしな大騒動の果てに明らかになるマークとナーク二人の究極の愛に、思わず涙があふれ出てしまうだろう―。

世にも奇妙なハラハラ&ドキドキの“幽霊探し”を描き、
アトラクション感覚の面白コワさを追求した映像世界

本作の最もユニークなアイデアは、海より深い愛情で結ばれた主人公の夫婦マーク&ナークの波乱に満ちた運命を、マークの戦友である若者4人の視点で描いたことにある。ドゥー、エー、プアック、シンの4人は揃いも揃って筋金入りの臆病者で、幽霊疑惑が降りかかった美女ナークの妖しさムンムンのオーラにびびりっぱなし。ホラー映画には美しきヒロインの悲鳴が付きものだが、本作は腰抜け男子4人組が珍妙なリアクションを連発しながら、情けなくも愛すべき叫び声&呻き声を放ち、これでもかと観る者の笑いを呼び起こしていく。
さらに不吉なムードに包まれた川べりの村やカーニバルのお化け屋敷を舞台に、登場人物が本当の幽霊探しを繰り広げるハラハラ&ドキドキのストーリー展開からも目が離せない。「腰を屈めて両脚の間から覗き込むと、生者と幽霊を見分けることができる」というウソかマコトか不明の言い伝えに基づくエピソード、どこからともなく女性の青白い手や長い黒髪がヌーッと伸びてくる恐怖描写、パラノーマルな怪現象が炸裂するお寺でのクライマックスも、アトラクション感覚の面白コワさを徹底追求した映像世界を大いに盛り上げている。
タイで歴史的大ヒットを飛ばした本作のメガホンを執ったのは、ハリウッド映画『シャッター』の元ネタである『心霊写真』(04)で世界中を震え上がらせたバンジョン・ピサンタナクーン。海外映画祭での受賞歴も豊富な俊英監督が、ホラー、コメディ、ラブ・ストーリーの演出のツボを巧みに押さえ、緩急自在の洗練された語り口で観る者をぐいぐい引き込んでいく。またマークとナークのピュアな夫婦愛を見事に演じたのは、タイの国内外で活躍中の若手スター、マリオ・マウラーと、タイとベルギーのハーフでモデルとしても人気を博している新進女優ダビカ・ホーン。幾度となく心臓が縮み上がり、最後に涙を誘う本作は、エンドロールにも思わず頬が緩むお楽しみ映像が用意されているのでお見逃しなく!

Story

内戦に徴兵された素朴な若者マークが、地獄のような戦場の最前線から奇跡的に生還した。メガネのドゥー、ヒゲ面のエー、パイナップル頭のプアック、ノミの心臓を持つシンという4人の戦友を伴い、故郷プラカノーンの村にたどり着いたマークは、最愛の妻ナークと彼女が出征中に出産した赤ん坊デーンと感動の対面を果たす。ナークの浮き世離れした美しさに虜となった4人は、マークが提供してくれた川向こうの空き家にしばし滞在することにした。
翌朝、マークに連れられて市場を訪れた4人は奇妙な出来事に出くわす。村人たちは戦場帰りのマークを祝福するどころか、なぜか異様に恐れおののいて逃げ出すばかり。酒売りのプリアックおばさんも血相を変え、「真実を知りたければ、両脚の間から覗いてみろ!」と絶叫する。“両脚の間から覗く”とは、古くから伝わる生者と幽霊を見分けるための方法だった。その夜、マークを酒盛りに誘おうと川を渡ったシンは、マークの家が荒れ果てた廃墟と化している不気味な光景を目撃。さらに翌日、ドゥーが裏庭で人間の白骨死体を発見し、4人はナークがすでに絶命して幽霊になったという村人たちの噂を信じ込んでしまう。

すっかりびびった4人は荷物をまとめて退散しようとするが、戦場で自分たちを救ってくれた命の恩人であるマークを見捨てるわけにはいかない。しかしプリアックおばさんが、まるで呪われたかのように突然の怪死を遂げたと知らされ、ナークは幽霊だと口に出せなくなってしまう。慌てふためいているうちにマークの自宅での夕食に誘われた4人は、生きた虫や枯れ葉が盛りつけられたナーク特製の料理を振る舞われ、ますます恐怖のどん底に突き落とされるのだった。
それでも4人は勇気を振りしぼって「お前の女房は死んだんだ。みんな知ってるぞ!」と告げるが、マークは、ナークへの強い愛情ゆえに、全く聞く耳を持たない。やむなく4人は村の祭りに繰り出したマークとナークを尾行し、お化け屋敷でむりやりマークを拉致して森の中へ逃げ込む。ところがマークが生きているのも不思議なくらい大量の血を胸の傷から流していることに気づき、ナーク幽霊説はとんだ勘違いで、実はマークが幽霊だったのだと確信する。
すかさず4人はナークとデーンを連れ出して村からの脱出を図るが、重量オーバーでボートが浸水し、川の上で立ち往生してしまう。そこにひたひたと迫りくる青ざめきった顔のマーク。おまけにエーがナークの婚約指輪を隠し持っていたために、まさかのエー幽霊説まで持ち上がり、ボートの上は蜂の巣をつついたような大パニックに! はたして誰が本当の幽霊なのか。おそるおそる立ち上がって両脚の間から全員を覗き込んだドゥーは、戦慄の真実を目の当たりにするのだった……。

Cast

マリオ・マウラー マーク Mario Maurer

1988年12月4日生まれ。中国系の母とドイツ系の父の間にバンコクで生まれる。16歳でモデル活動を始め、広告、雑誌、CM、ミュージックビデオなどで活躍。『ミウの歌』(07/チューキアット・サックウィーラクン監督)で俳優デビュー。第2回アジア・フィルム・アワードで助演男優賞を受賞し、国内外で注目を浴びる。以降、タイのみならずアジアのスターとして数々の映画に出演している。その他の主な映画出演作は、『フレンド・シップ』(08/チャトチャイ・ナークスリヤ監督)、『4ロマンス』(08/チューキアット・サックウィーラクン監督ほか)、『ラートリー・リベンジ』(09/ユッタルート・シッパパーク監督)、『ラートリー・リボーン3.1』(09/ユッタルート・シッパパーク監督)、『サーラネー・ヘーン・ピー』(10/ナルバディー・ウェートチャカム監督)、『ザ・ドッグ』(10/ポンパット・ワチラバンヂョン監督)、『ファースト・ラブ』(10/プッティーポン・プロムサカ・ナ・サコンナコーン監督)、『サーラネー シップロー』(10/ナルバディー・ウェートチャカム監督)、『バンコク・カン・フー』(11/ユッタルート・シッパパーク監督)、『マイ・トルゥー・フレンド』(12/アッサチャン・サットコーウィット監督)、『ラック・スット・ティーン』(12/パリパン・ワッチャラーノン監督)などがある。

タビカ・ホーン ナーク Davika Hoorne

1992年5月16日生まれ。タイとベルギーのハーフ。2010年にテレビドラマで女優デビュー。タイの主演ドラマが中国でも放送されるなど、国外でも人気を集めている。また、14歳から始めているモデルとしても活躍しており、日本でも資生堂「Za(ジーエー)」のモデルを務めているほか、大手化粧品メーカーのCMなどに出演。
映画出演は『Bpidtu Poom Prom Dan Haeng Ruk』(原題)(12/ユッタルート・シッパパーク監督)に続き、本作が2作目となる。テレビドラマの出演作は「Ngao Gammatep」、「Nue Manut、Dok Keaw」、「Maya Rassami」、「Tawan Torsang」、「Roilay Sanei Luang」がある。

Interview

バンジョン・ピサンタナクーン監督 インタビュー
この作品の最初のアイデアのきっかけは、『4B1A』と『Phobia 2』を作った面白い仲間4人で集まって、もう1本の映画を作ったら楽しいだろうと自分が感じたことでした。本作では、彼らは元兵士であるマークの友人を演じています。友人たちはマークに、彼の妻・ナークが彼と運命の再会をすることなく死んでしまったと告げようとします。が、これはナークがすでに死んでいると主張する他の人々と同じ結論です。しかも心配なことに、そんなことを以前に口にした者は、皆、翌朝には死体で発見されてしまいます。この友人たちも同じ運命をたどるのでしょうか。「メ・ナーク」の伝説は、長い間、語り継がれてきており、これからも語り継がれていくことでしょう。この物語はメロドラマでも映画でも言及されているものです。私が願っているのは、若い世代の人々が映画をみたいと関心をもち、死がマークとナークの愛を引き裂くことはできないと理解してくれることです。
私は脚本執筆に1年半をかけ、この伝説を自分が正しく取り扱えたと確信がもてるまで、あらゆる努力をしました。オリジナルの物語の筋を損なわないように最善を尽くしましたが、この映画でその物語を再生したやり方は完全に新しいものであり、かつてこの物語を映画化した他のどの作品とも際立って異なるものとなりました。作品中にユーモアの要素は入れてありますが、あくまでストーリーの主眼点は、マークが持つ自分の妻への愛情です。ですから、時折あるロマンチックな場面はとても感動的に描いたつもりですし、それが観客の皆様の心に届くことを願っています。
私たち全員がこの作品にベストを尽くし、映画製作を大いに楽しみました。時に私は仕事の最中でもモニターの背後で頭がおかしくなったかというほどに笑い転げました。俳優たちは誇るべき演技をしてくれましたし、配役も完璧に作品に合っていたと思います。私は時々あまりにも演技に感動してしまい、大声で「カット!」と怒鳴りたくないと思ったくらいでした。マークとナークとのロマンチックなシーンを撮影していたときには、思わず涙がこぼれたことさえあったのです。

バンジョン・ピサンタナクーン 監督・脚本

1979年9月9日生まれ。チュラーロンコーン大学で映画を学び、1999年に卒業。2000年、初の短編『Plae Kao』がクリック・ラジオのコメディ短編コンペの作品賞と脚本賞にノミネートされる。2002年、2作目の短編『Color Blind』を監督・脚本。国内外の映画祭で高い評価を受ける。またこの頃、タイの人気映画雑誌「Starpics Magazine」で映画批評家としても活動。2004年、パークプム・ウォンプムと共同で監督した初長編『心霊写真』(04)が、タイの年間興行収入ナンバーワンを記録。国外においても興行・批評の両面で大成功を収め、2008年には『シャッター』としてハリウッドリメイクされる。以降、『Alone』(07)、タイの気鋭監督によるオムニバスホラー『4BIA』(08)、『Phobia 2』(09)、『アンニョン!君の名は』(10)などを発表。『アンニョン!君の名は』は2010年の興行収入1位を記録し、インドネシア、シンガポール、オーストラリアでも好成績を獲得、日本では大阪アジアン映画祭2011で上映され「来るべき才能賞」と「ABC賞」を受賞した。映画監督以外の活動も幅広く、FM局89.00 Chillの土曜夜の2時間ラジオ番組のDJをつとめているほか、多数のCMに声優として参加。また数本のCMの演出も手掛けている。今回、オムニバスホラー『4BIA』、『Phobia 2』で起用した4人をマークの友人役としてキャスティングしている。